セキュリティソフトとして、カスペルスキーを長年使ってきた。
セキュリティ性能を比較、検証するランキングはネット上のあちこちで見かけるが、カスペルスキーはどのランキングでも上位に位置している。
しかし、その一方で高性能のパソコンじゃないと重くてしょうがいない。
セキュリティ性能が高いのは認めるが、本当に重い。
使い始めた当初は、カスペルスキー2011でまだ軽かった。
3年版を購入したのだが、次に更新したカスペルスキー2015は本当に重かった。
その間に何があったかわからないが、2011と2015では全然重さが違った。
そして、2015を我慢して3年使ったので、ノートンにすることにした。
ノートンを使用したい人への注意点として、以下の2点を挙げる。
1 使用するためには、アカウントを開設しないといけない
これはもう本当に謎。
カスペルスキーではこんなことなかったのに、なぜソフトを使用するのにわざわざメールアドレスを1つ教えないといけないのか。
カスペルスキーでも、よりよい使用のためにアカウント開設のお願いはあったが、強制ではなかった。
ノートンでは、開設しないとそもそも使用できない。
これはおかしい。
後述するが、ノートンはタスクマネージャーでプロセスを停止することができない。
そこで、一度ノートンを停止させたいと思い、アンインストールした。
そしたら、アンインストールされないためにノートンは「(世界では?日本では?)1秒間に12件セキュリティの問題が発生している」と不安をあおってきた。
いやいやいや
「アカウントを開設しないとセキュリティソフトとして稼働しない」ということは、インストールしてもセキュリティソフトとして稼働していない状況で、少なくともアカウントを開設するための数秒間(人によっては数分間)はネットに接続しないといけない。
この数秒間で、セキュリティに問題が発生したらどうするんだ。
そこまで頭が回らないのか。
まずは30日間お試し、の前に、アカウントを開設しなくても1時間とかもしくは10分でもいいが、フル機能を使える状態にして欲しい。こっちはセキュリティソフトを入れるときは、ネットをつないでいない状態なんだから。
そして、1時間なら1時間、10分なら10分の間に、アカウントを開設してください、そうすれば30日間さらにお試し期間を延長できますよ、として欲しい。
ソフトが稼働していない状態で、アカウントを開設するための接続にすごく不安を感じる。
それくらい大丈夫、とノートンが言うのであれば、「1秒間に12件の~」という不安のあおりは矛盾するし。
2 ソフトの使用を停止することができない
これは本当にセキュリティソフトとして正しいのだろうか。
どういうことかというと、ノートンを常駐させている間、タスクマネージャーのプロセスの停止でもソフトを停止させることができないのである。
タスクマネージャーから停止させようとすると、「アクセスを拒否されました」と表示される。
コマンドプロンプトを管理人として実行し、tasklillと強制的に切断する/Fを組み合わせても「アクセスを拒否されました」と表示される。表示されるPIDの子タスクを指定して切断を試みるも、だめだった。
ノートンにより機能が制限されたとき、これはどうすればいいのだろうか。
例えば、あるサイトにアクセスしたいときに、有害ではないサイトだがノートンが勝手に有害だと判断してアクセスできなかったりすることはないのだろうか。
カスペルスキーではそういった機能があったが・・・
しばらくノートンを使用してみるが、機能を停止させたいときどうするか・・・
とりあえずそういう状況になったらノートンに問い合わせて、またブログで情報を共有したい。
今の段階では、3年版を買って非常に後悔している。
どんなセキュリティソフトを使ってもいいが、まずは絶対お試しで試用した方がいい。絶対に。
―追記―
バックアップを必ずしないといけない
ノートンでは、ソフトの機能としてバックアップがある。
任意のフォルダを、自分のPC内のドライブ、もしくはノートンが用意した最大25Gのストレージにバックアップできる。
それはいい。問題はここから。
このバックアップなのだが、必ず何かしらバックアップしないと「セキュリティに問題があります」とずーっと表示され続けることである。
つまり、バックアップフォルダを最低1つは選択しないといけない。
僕は、バックアップはこのソフトを使わなくても自主的にしているため、全く必要ないのだが、「セキュリティに問題があります」と表示され続けるため、仕方なく適当に1個空のフォルダ選択した。
そしたら、何かしらファイルが入っていないダメだというのである。つまり、最低1個は何かしらファイルをバックアップしないといけない。
なんでバックアップを強制されないといけないんだ。